Versant対策完全ガイド

6つのパートを理解して、実力を発揮するためのコツ・勉強法

「Versantを受けることになったけど、何を練習すればいい?」

「一度受けたけど、思ったようなスコアが出なかった」

そんな方のために、このガイドではVersantの基本的な仕組みだけでなく、実際にテストを受けるときに何を意識し、どのように練習すればよいのかを詳しく解説します。

公式情報でテストの基本を確認したうえで、ここではさらに一歩踏み込み、回答を正しくするだけではなく、限られた時間の中でどう聞き、どう考え、どう話すかという実践面に注目します。

監修:Grant Prentice
Kōjō Communication Academy 創設者|ビジネス英語指導歴20年以上

1. Versant対策でまず知っておきたいこと

Versantでは、英語について知っていることだけでなく、聞いた英語を理解し、短い時間の中で適切に答える力が求められます。

そして、対策をするときに見落としやすいのが、答えの内容だけでなく、話し方も重要だということです。

例えば、答えたいことは分かっているのに、

  • • 話し始めるまでに時間がかかる
  • • 言い直しが多い
  • • 完璧な表現を探して止まってしまう
  • • 発音が不明瞭になる
  • • 文の途中で崩れてしまう

といったことが起きると、知っている英語を十分に発揮できません。

Versantの対策では、「正しい答えを考える」だけでなく、「限られた時間の中で、分かりやすく答える」ことを意識する必要があります。

文章を正確に組み立てる

語順や文法を意識しながら、必要な英語をすばやく組み立てます。

必要な語彙をすぐに出す

知っている単語をすぐに取り出せるようにします。

途切れずに話す

途中で止まったり、何度も言い直したりせず、限られた時間の中で最後まで答えます。

明瞭に話す

個々の音だけでなく、ストレス、リズム、イントネーション、語尾なども意識します。

Versantが何かをまだ知らない方は → Versantとは?完全ガイド 日本人の平均スコアが気になる方は → Versant日本人平均スコアガイド

2. Versantの6つのパートを知る

対策の第一歩は、テスト構成を正確に把握すること。各パートがどんな問題なのかを理解すれば、自分に必要な練習も見つけやすくなります。

A

短い質問に短く答える

8問・回答時間 15秒(6秒以内に開始)

B

聞いた文をそのまま繰り返す

16文・回答時間 15秒(6秒以内に開始)

C

会話についての質問に答える

6問・回答時間 8秒以内に話し始め

D

パッセージについての質問に答える

6問(2パッセージ)・回答時間 8秒以内に話し始め

E

パッセージを自分の言葉で再話する

2パッセージ・回答時間 30秒

F

自分の意見を述べる

2問・回答時間 40秒

全40問。各パートの役割を見てみましょう。

Part A

短い質問を聞き、短く答えます。質問を理解して、必要な答えをすぐに出すことを意識します。

Part A完全攻略 →

Part B

音声で流れた文章を、聞こえたとおりに繰り返します。単語だけでなく、語順や文のまとまりを保ちながら再現することが重要です。

Part B完全攻略 → Part Bの文章が覚えられないとき →

Part C

短い会話を聞き、その内容について質問に答えます。すべての単語を覚えるより、会話の目的、理由、行動、結果などの重要な情報をつかむことを意識します。

Part C完全攻略 →

Part D

ストーリーを聞き、その内容について3つの質問に答えます。単語を一つずつ覚えるより、誰が、何をしたのか、そして何が起きたのかを整理して聞くことが大切です。

Part D完全攻略 →

Part E

ストーリーを聞き、30秒間で自分の言葉に言い換えて話します。重要な出来事を拾い、順序を保ちながら、最後まで話すことを意識しましょう。

Part E完全攻略 →

Part F

簡単な質問に対して、自分の意見を自由に答えます。意見を明確に述べ、理由や具体例を加えながら、限られた時間の中で話を展開します。

Part F完全攻略 →

3. Versant対策でありがちな5つの失敗

失敗1:正解ばかり気にして、話し方をおろそかにする

Versantでは、何を答えるかだけを考えていると、実際のパフォーマンスで力を発揮できないことがあります。例えば、正しい答えを頭の中で考えている間に時間が過ぎたり、難しい表現を探して話が止まったりするケースです。

対策:知っている英語を、すぐに、分かりやすく話す練習をしましょう。

失敗2:日本語で考えてから英語にする

日本語で答えを作ってから英語にすると、答えるまでに時間がかかりやすくなります。

対策:短い質問を聞いたら、英語のまま短く答える練習をしてください。最初から難しい内容を話す必要はありません。

失敗3:間違えると止まってしまう

言い間違いをしたときに、最初から言い直したり、完璧な文を作り直そうとすると、回答が途中で止まりやすくなります。

対策:小さな間違いがあっても、必要以上に止まらず、そのまま先へ進む練習をしましょう。

失敗4:回答を丸暗記する

Part EやPart Fでは、使いやすい表現や構成を覚えることは役立ちます。ただし、回答そのものを丸暗記すると、質問が少し変わったときに対応しにくくなります。

対策:覚えるのは「型」にして、中身は変えて練習しましょう。

失敗5:得意なパートばかり練習する

一度苦手なパートが分かると、そこだけを何度も練習したくなることがあります。しかし、VersantはAからFまで異なる問題タイプで構成されています。

対策:弱いパートにはより多くの練習時間を使いながらも、AからFまで継続して練習しましょう。

さらに詳しいミスのパターンはVersantでよくある10のミスで解説しています。

4. Versant対策で使える実践的なコツ

Versant対策では、問題を知るだけでなく、実際に声に出して練習することが大切です。ここでは、各パートで意識したい実践的なポイントを紹介します。

Part A:短く、すぐ答える

Part Aでは、質問を理解したうえで、必要な答えをできるだけ簡潔に出すことを意識します。

練習:短い質問を聞いて、すぐに答える練習を繰り返します。

Part B:聞こえた文をそのまま再現する

Part Bでは、自分の知っている言い方に変えるのではなく、聞いた文の語順や構造を保つことを意識します。長い文は、意味のまとまりごとに区切って聞くと処理しやすくなります。

練習:音声を聞く → チャンクで捉える → そのまま声に出す

Part C:質問に直接答える

会話をすべて覚える必要はありません。「誰が・何を・なぜ・いつ・どこで」といった重要な情報を意識して聞き、質問に直接答えます。

Part D:ストーリーの流れをつかむ

Part Dでは、細かい単語を全部覚えようとすると、重要な情報を落としてしまうことがあります。

状況 → 行動 → 変化・結果という流れを意識して聞きましょう。

Part E:最後まで話す

Part Eでは、最初の出来事だけ話して時間がなくなってしまうケースがあります。

重要な出来事を順番に入れ、最後の結果まで話すことを意識してください。

細かい表現を完璧に再現する必要はありません。自分の言葉で伝える練習をしましょう。

Part F:難しい英語より、伝わる構成

Part Fでは、難しい単語をたくさん使うことより、意見を明確にし、理由や具体例を加えて話を展開することを意識します。

例えば、Opinion → Reason → Exampleというシンプルな構成から練習できます。

40秒あるからといって、できるだけ多くのことを詰め込む必要はありません。

発音と流暢さも練習する

Versantの対策では、文法や語彙だけに目を向けないことも重要です。

実際に声に出してみると、特定の音がうまく出せない、語尾が弱くなる、リズムが不自然になる、言葉を探して止まる、言い直しが多くなる、といった問題に気づくことがあります。

自分の声を録音して聞き直し、繰り返し現れる発音や話し方のパターンを見つけてみましょう。

意識してみたい例:

  • • L / R(light vs right)
  • • TH(think, this)
  • • V / B(very vs berry)
  • • 語尾の音(helped, asked)

詳しくは → Versant発音マスターガイド ・ カタカナ英語とVersantスコア

より詳しい攻略法は → Versant裏技と攻略法まとめ

形式が分かったら、実際に声に出して試してみましょう。

6つのパートを実際に練習する →

5. 効果的なVersant対策の進め方

準備期間が2週間でも、1か月でも、それ以上でも、基本的な考え方は同じです。

大切なのは、練習時間を増やすことだけではなく、何を練習するかを確認し、実際の回答から弱点を見つけて、次の練習につなげることです。

Step 1:まず本番の形式を理解する

AからFまで、どんな問題なのかを確認します。

Step 2:最初に実際に解いてみる

問題を読むだけでは、自分の弱点は分かりません。まず練習問題や模擬テストを実際に受けてみましょう。

Step 3:弱点を「パート」だけで考えない

例えばPart Fの結果が低かったとしても、それだけでは原因は分かりません。文法なのか、語彙なのか、流暢さなのか、発音なのか。

「どのパートが弱いか」だけでなく、「なぜ弱いのか」まで確認することが大切です。

Step 4:弱点を練習する

苦手な部分にはより多くの練習時間を使います。ただし、他のパートを完全に放置するのではなく、AからFまで継続して練習しながら、弱点により多くの時間を配分します。

Step 5:もう一度確認する

同じ練習を続けるだけではなく、もう一度回答して変化を確認します。改善したら次の課題へ。変化がなければ、練習方法そのものを見直します。

形式を理解する→
実際に解く→
弱点を見つける→
練習する→
もう一度確認する

テストが近い方へ

時間があまりない場合は、まずAからFまでの形式を確認し、実際に問題を解いて、自分の弱点を特定しましょう。

そのうえで、弱点の改善に集中しながら、他のパートも定期的に練習してください。

残り時間が短い場合でも、闇雲にすべてを勉強するより、今の自分にとって優先度の高い課題を見つけることが重要です。

より長期的なスコア改善については → Versantスコア改善タイムライン

まずは現在のパフォーマンスを確認するところから。

自分の弱点を確認してみる →

6. Versant Pro Trainerで実践する

ここまで読んで、「自分の弱点を実際に確認しながら練習したい」と思った方には、Versant Pro Trainerがおすすめです。

全6パートを繰り返し練習

AからFまで、実際の問題タイプに慣れることができます。

自分の強みと弱みを確認

パートごとの結果だけでなく、文法、語彙、流暢さ、発音など、自分のパフォーマンスのどこに課題があるのかを確認できます。

テストで使われるタイプの英語に慣れる

Versantを意識した語彙や内容の練習問題を使って、テストで出てくるタイプの英語に慣れていくことができます。

回答を振り返って、次の練習につなげる

スコアを見るだけで終わらず、回答内容や発音、流暢さなどを確認しながら、次に何を練習するべきかを考えられます。

継続すると、自分の変化が見えてくる

一回のスコアだけで判断するのではなく、練習を続けながら、自分のパフォーマンスの変化を確認できます。週次インサイトや「練習したい単語」の抽出で、次の一歩も見えやすくなります。

Learn → Practise → Review → Improve → Repeat

実践的な練習とフィードバックで、テスト本番に向けた準備を進めましょう。

まずは無料で練習して、自分の弱点を確認してみてください。スコア付き練習は3回まで無料です。

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さらに個別のアドバイスが必要な方へ

グラント・プレンティス

個別コーチング

自分では弱点が分かりにくい方や、目標に合わせて練習方法を整理したい方には、個別コーチングも利用できます。

事前ミニテストを行い、現在のパフォーマンスを確認したうえで、具体的な練習方法を一緒に考えます。

Versantコーチングについて見る →

関連ガイド

よくある質問

Versant対策は何から始めればいいですか?

まずAからFまでのテスト形式を確認し、実際に問題を解いて、自分の弱点を特定するところから始めます。そのうえで、弱点にはより多くの練習時間を使いながら、全パートを継続して練習しましょう。

Versantは答えが正しければ大丈夫ですか?

答えの内容だけでなく、限られた時間の中で分かりやすく答えることも意識して準備する必要があります。話し始めるまでの時間、言い直しの少なさ、発音の明瞭さなども実際のパフォーマンスに関わります。

6つのパートを全部練習したほうがいいですか?

はい。VersantはAからFまで異なる問題タイプで構成されているため、全パートを継続して練習しながら、改善が必要な部分にはより多くの時間を使うのが効果的です。

Versant対策は英語力を上げれば十分ですか?

英語力は重要ですが、それだけではありません。問題形式に慣れ、実際に声に出して練習し、自分の回答を確認して改善につなげる練習も役立ちます。

Versant Pro Trainerでは何ができますか?

Part A〜Fの練習、スコア付き練習、AIによる回答レビュー、文法・語彙・流暢さ・発音のパート別パフォーマンス確認、模擬テスト、進捗トラッキング、練習したい単語の抽出、週次インサイトなどが利用できます。

学んだことを、実際の練習に活かしましょう

対策の知識は、実際に声に出して練習してこそ力になります。まずは自分の現在のパフォーマンスを確認してみてください。

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