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Versant日本人の平均スコアは何点?旧形式と新形式の違いも解説

「日本人のVersantスコアの平均は何点?」

これはVersantを受ける前によく聞かれる質問です。

よく引用されている数字は38点。でも、この数字には重要な背景があります。

このページでは、その数字の正確な意味と、2024年に変わった新形式との関係、そして「平均」を知ることで何が見えてくるかを解説します。

1. 日本人の平均スコア — よく引用される38点とは

日本人のVersant平均スコアとして広く引用されているのは38点です。

これは日本経済新聞社が実施した「Versant英語スピーキング・チャレンジ」の参加者データをもとにしており、旧形式(Versant English Speaking Test)の20〜80点スケールで計測されたものです。

CEFRに換算するとA2レベル — 日常的な短いやりとりはできるが、ビジネスでの実務対応は難しい段階に相当します。

38点という数字の正しい読み方

この38点には2つの重要な注釈があります。

注釈1:英語意識の高い受験者のデータ

Versantを受験している方は、英語に対する意識が高く、すでにある程度の英語学習をしている方が多いと考えられます。つまり、日本人全体の平均ではなく、「英語に取り組んでいる日本人」の平均と考えるのが適切です。

注釈2:旧形式(2024年以前)のデータ

2024年1月より、Versantは新形式「Versant English Speaking and Listening Test」に刷新されました。スケールも20〜80点から10〜90点に変更されています。現時点では、新形式での日本人平均スコアは公式に発表されていません。

📌 つまり「日本人の平均は38点」という情報は旧形式のデータです。参考にはなりますが、新形式の現在のスコアとは直接比較できません。

2. 旧形式と新形式 — 何が変わったか

項目旧形式(〜2024年3月)新形式(2024年4月〜)
正式名称Versant English Speaking TestVersant English Speaking and Listening Test
スコアスケール20〜80点10〜90点(GSEスケール)
測定内容スピーキングのみスピーキング+リスニング
CEFR対応ありあり(より精緻)
日本人平均38点(2018年データ)未公表

新形式ではリスニングも加わり、より総合的な英語コミュニケーション能力を測るテストになっています。スケールも変わっているため、旧形式のスコアとの単純比較には注意が必要です。

コーチとしての経験から言うと、新形式でも日本人の多くは旧形式と同様にA2〜B1の範囲に集中していると見ています。スピーキングの課題は形式が変わっても同じだからです。

3. 参考になる数字 — 英語学習者のデータ

旧形式のデータですが、参考になる数字がいくつかあります。

TOEIC高スコア者のVersantスコア

日経新聞社のデータによると、TOEIC900点台の受験者911人の平均Versantスコアは54.5点(旧形式)でした。最低33点から最高80点と、47点もの開きがあります。

これは重要な示唆を含んでいます。TOEICで高スコアを取れていても、Versantでは必ずしも高スコアにならないということです。

英語コーチング受講者のデータ

短期集中英語コーチングを受けた受講者の中央値データ(旧形式):
・開始時:37点
・終了時:45点

3〜6ヶ月の集中的な取り組みで、平均的に8点程度の改善が見られています。

コーチとしての経験から

20年以上の指導経験から、日本人ビジネスパーソンに多いパターンをお伝えします。

語彙や文法の知識はある程度あっても、「即座に話す力」が弱いため、スコアが伸び悩むケースが多いです。特に流暢さ(Fluency)と発音(Pronunciation)は、知識だけでは上がらないスキルで、意識的な練習が必要です。

新形式でもこの傾向は変わっていません。

4. 目的別の目安スコア

平均を知ることと同じくらい大切なのは「自分に必要なスコアは何点か」を知ることです。

目的スコアの目安CEFRレベル
現状把握・基準確認43〜50B1
社内グローバル業務の入口51〜58B1+
海外赴任・国際業務59〜66B2
管理職・高度な交渉67〜75B2+
外資系シニアポジション76〜84C1

📌 これは新形式(10〜90点スケール)での目安です。旧形式の数字とは異なります。
企業や機関によって基準は異なりますので、必ず自社・志望先の基準をご確認ください。

5. 「平均以上」を目指す方へ

平均スコアを知る意味のひとつは、「自分が今どこにいるか」を知ることです。

でも、それ以上に大切なのは「自分の目標に対してどこにいるか」です。

日本人平均(旧形式38点相当)を超えることは、正しい練習を続ければ十分に現実的な目標です。

Versantスコアを上げるために最も重要な3つのことをお伝えします。

① 英語のまま考える習慣を作る

日本語に訳してから話す習慣が残っていると、流暢さのスコアが大きく下がります。毎日15分のシャドーイングで「英語のまま処理する脳」を鍛えましょう。

② 制限時間内に話し切る練習をする

Versantは10秒・30秒・40秒の制限時間があります。時間制限なしの練習だけでは本番に対応できません。タイマーを使った練習を日常に取り入れてください。

③ 全6パートを均等に練習する

得意なパートだけ練習しても総合スコアは上がりません。弱点パートの特定と集中練習が、最短でスコアを上げる方法です。

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