Versantスコア目安

B1・B2の基準とレベルの見方【CEFR対応】

Versantテストを受けたあと、多くの人がまず考えるのはこの質問です。

「何点からすごいか」については → Versant何点からすごい? で解説しています。

日本人全体の平均スコアについては → こちら で解説しています。

「50点って良いスコアなの?」

とても自然な疑問です。数字を見ると、どうしても高い・低いで判断したくなります。

でも実は、Versantスコアを理解するうえで大切なのは50や60といった数字そのものではありません。

本当に重要なのは、そのスコアがどの英語レベルを意味しているのか、そしてそのレベルで何ができるのかということです。

結果レポートの各項目の見方については → Versant結果の見方・完全ガイド で詳しく解説しています。

監修:Grant Prentice
Kōjō Communication Academy 創設者
Versantテスト対策・ビジネス英語指導歴20年以上

📊 Versantスコア目安(CEFR対応)

VersantスコアCEFRレベル英語力のイメージ
10–21A1未満定型表現のみ。基本的な単語の理解にとどまる
22–29A1挨拶や超基本表現が使える
30–35A2簡単な日常表現・短文でのやりとり
36–42A2+日常会話が可能(ゆっくりなら)
43–50B1簡単な業務会話・自分の考えを説明できる
51–58B1+慣れた話題で安定した会話ができる
59–66B2会議参加・意見表明・実務対応が可能
67–75B2+より複雑な話題で自信を持って対話できる
76–84C1高度な議論・調整・説得が自在
85–90C2流暢で正確。ほぼあらゆる状況に対応

B1+(51〜58点)の詳しい解説は → Versant55点のレベルと評価 をご覧ください。

B2(59〜66点)の詳しい解説は → Versant62〜65点のレベルと評価 もご覧ください。

💡 ポイント:スコアの「良し悪し」は数字だけでは判断できません。大切なのは、そのスコアがあなたの目標に対して十分かどうかです。目的別の目安は下の「目的・状況別のスコア目安」セクションをご確認ください。

🎯 ① A2 → B1(43前後)英語が「使える」と感じ始めるライン

A2レベルでは、英語の知識はすでにかなりあります。簡単な質問に答えたり、身近な話題について話したりすることはできます。

ただし実際の会話では、

  • • 返答に時間がかかる
  • • 知っている表現だけで話す
  • • 少し長い話になると難しい

と感じることが多いはずです。

43前後に到達するとB1に入り、できるようになること:

  • ✅ 経験を説明する
  • ✅ 理由を伝える
  • ✅ 会話を続ける

多くの学習者にとってここが「勉強している英語」→「使える英語」に変わる最初の大きなステップです。

📈 ② 強いB1(50前後)会話が安定してくる段階

Versantスコア50前後は、一般的にB1の中でも安定したレベルです。

この段階では、

  • ✅ 自分の意見を言える
  • ✅ 理由を説明できる
  • ✅ 日常的な仕事の会話ができる

といったコミュニケーションが可能になります。

もちろん、まだ完璧ではありません。言葉を探したり、シンプルな表現にしたりすることはあります。
それでも伝えたいことは伝わるという感覚が出てくると、英語への自信が少しずつ生まれてきます。

🚀 ③ B2(59前後)仕事で英語を使えるレベル

次の大きな目標がB2です。Versantでは59前後からB2に入ります。

多くのグローバル企業では、このレベルが

「英語で仕事ができるライン」

と考えられています。

B2になると例えば、

  • ✅ 会議に参加する
  • ✅ 意見を説明する
  • ✅ 問題や解決策を話す

といったことが、かなり自然にできるようになります。

大切なのは、完璧な英語ではないということです。
重要なのは、相手にとって分かりやすい英語であること。
それがB2レベルの本質です。

📊 レベルが上がると何が変わる?

Versantでは、主に次の4つの力が評価されています。

Sentence mastery
文の構成力
Vocabulary
語彙
Fluency
流暢さ
Pronunciation
発音
スキルA2B1B2
文の構成短い文中心文のバリエーション増える複雑な文も使える
語彙基本語彙日常話題の語彙抽象・仕事の語彙
流暢さためらい多い安定して話せる自然なスピード
発音伝わるが不安定ほぼ明瞭リズムも自然

重要なのは、どれか1つだけではなくバランスよく伸びることです。

🎯 目的・状況別のスコア目安

スコアの意味は、あなたの目標によって変わります。 以下は、よくある目的別の目安です。ただし企業や機関によって基準は異なります。

💼 社内昇進・国際部門への異動

多くの日本企業では、グローバル部門や海外と関わるポジションへの昇進条件として Versant スコアが使われています。

目安スコア想定される状況
51–58(B1+)国内でのグローバル業務の入口ライン
59–66(B2)海外とのやりとりが発生するポジションの標準ライン
67–75(B2+)マネジメント職・リーダーポジションの目安

💡 昇進条件として Versant スコアを求める企業では、B2(59以上)が基準になるケースが多く見られます。ただし社内基準は企業によって異なるため、必ず自社の規定を確認してください。

✈️ 海外赴任・海外研修への参加

海外赴任前のスクリーニングや、グローバル研修への参加条件として Versant が使われるケースが増えています。

目安スコア想定される状況
59–66(B2)現地でのコミュニケーションに必要な最低ライン
67–75(B2+)現地チームとの実務対応が安定するライン
76–84(C1)高度な交渉・調整が求められるポジションの目安

💡 海外赴任の場合、現地での業務内容によって必要スコアは大きく異なります。技術サポートや管理職では C1(76以上)を求められるケースもあります。

🎓 大学・大学院・国際プログラム

英語で授業を受けるプログラムへの入学基準として Versant が使われる場合があります。

目安スコア想定される状況
59–66(B2)英語で授業を受けるための最低ライン
67–75(B2+)積極的に授業に参加できるレベル
76–84(C1)英語での論文・ディスカッションに対応できるレベル

💡 機関によって基準は異なります。出願前に必ず各機関の要件を確認してください。

🌍 外資系企業・グローバル企業への就職・転職

外資系や外資系と取引の多い企業では、採用基準として Versant スコアを参照することがあります。

目安スコア想定される状況
59–66(B2)英語を使う業務への応募ライン
67–75(B2+)英語でのプレゼン・クライアント対応が求められるポジション
76–84(C1)英語が主要言語となるポジションの目安

💡 外資系企業でも Versant を採用基準に使うかどうかは企業によって異なります。スコアはあくまで目安として参考にしてください。

📌 重要:上記はあくまでも一般的な目安です。実際の基準は企業・機関・ポジションによって異なります。自社・志望先の基準を必ずご確認ください。

⬆️ A2 → B1に上がるためのポイント

A2レベルの学習者は、英語を「知らない」わけではありません。多くの場合、問題は知っている英語をすぐ使えないことです。

特に重要なのは次の3つです。

重点ポイント理由
リスニング精度聞き取れないと話せない
文パターン自動的に文が出るようにする
毎日の発話話す量が自信を作る

⏱️ 日本人学習者の場合、A2 → B1は約3〜6ヶ月で到達する人が多いです(継続練習がある場合)。

⬆️ B1 → B2に上がるためのポイント

B1からは少しステージが変わります。この段階では、すでに会話はできます。次の課題はより分かりやすく、安定して話すことです。

特に重要なのは次の3つです。

重点ポイント理由
話の構成話が理解しやすくなる
リズム聞きやすさが上がる
語彙の幅説明力が上がる

⏱️ この段階は少し時間がかかり、B1 → B2は6〜12ヶ月程度が一般的です。

🎯 最後に

Versantスコアは評価ではありません。

それは今どこにいるかを示す地図です。

A2 → B1 → B2

この流れを理解すると、何を伸ばすべきか、次の目標はどこかがはっきり見えてきます。

英語は一気に伸びるものではありません。でも、正しい方向で続ければ少しずつ前に進みます。

焦らず、着実に。あなたの英語は少しずつ伸びていきます。 💪🎙️

関連ガイド