1. VersantのB2はどのくらいの英語力?
CEFRのB2は、英語を使ってさまざまな身近な・専門的な話題について、比較的詳しく説明したり、意見を述べたりできるレベルです。Versantでは、B2にあたるスコアが59〜66点です。
ただし、B2の中でも59点と66点では、できることの範囲や安定性に違いがあります。Versantの公式スコアブックでも、GSEの各ポイントごとに「できること(CAN-DO)」の説明が設けられており、B2の中でもスコアが上がるにつれてできることが広がっていく構成になっています。
スコアは「B2かB2ではないか」だけでなく、B2の中でどの位置にいるかを見るためにも使えます。
2. Versant 59点はどのくらい?
59点はB2の入口です。
目標スコアとして59点を設定している企業や組織がある場合、これは単なる「あと1点」という数字ではなく、B1+からB2へ移る重要なラインです。
Versantの公式資料では、59点以上をビジネスで英語を十分に使える上級者の目安として紹介しています。日本人受験者の中でも、59点以上に到達するのは一部に限られており、一定の到達難度があるスコアです。
ただし、「59点を取れば、どんな英語の仕事でも問題なくできる」という意味ではありません。実際に必要な英語力は、職種、業務内容、英語を使う頻度、相手との関係などによって変わります。
3. 50点と59点はどのくらい違う?
50
B1
B1の上限
59
B2
B2の入口
| スコア | CEFR | 位置づけ |
|---|---|---|
| 50 | B1 | B1の上限 |
| 51–58 | B1+ | B2に向かう段階 |
| 59 | B2 | B2の入口 |
| 60–66 | B2 | B2の範囲 |
50点と59点は9点の差ですが、CEFRではB1とB2の境界をまたぐ差です。会社の目標が59点なら、50点は「あと9点」だけを見るのではなく、B1からB2に向けて何が必要なのかを考えることが重要です。
4. B2なら仕事で英語を使える?
B2は、仕事で英語を使うための重要な目安の一つです。Versantの公式資料でも、B2のスコア帯には、仕事に関する説明、意見、理由、詳細な情報などを英語で伝えるためのCAN-DOが含まれています。
ただし、実際の仕事では「B2なら何でもできる」ということにはなりません。例えば、海外の顧客と仕事をする、英語会議で発言する、プレゼンテーションをする、交渉する——といった業務では、必要な英語力や経験はそれぞれ異なります。
B2はゴールというより、仕事で英語を使うための重要な土台と考えると分かりやすいでしょう。
59点が重要になるケース
- 企業から特定のVersantスコアを求められている
- 海外赴任や英語を使う業務の基準が設定されている
- 自分自身の英語力の現在地を確認したい
- 英語を使う仕事への準備を進めている
実際に必要なスコアは、会社・職種・業務内容によって異なります。
5. B2で求められる力
B2レベルで一般的に求められる力を、3つの観点からまとめました。
スピーキング
- ・意見や考えを、ある程度詳しく説明できる
- ・理由や具体的な情報を加えて話せる
- ・一つの答えをまとまりのある形で展開できる
リスニング
- ・日常的・仕事上の話題から重要な情報を理解する
- ・文脈を使って内容を理解する
- ・話の流れを追いながら必要な情報を取り出す
コミュニケーション
- ・相手に伝わる形で自分の考えを説明する
- ・話題に応じて必要な情報を追加する
- ・相手とのやり取りを続ける
※これらはB2というレベルの一般的なまとめであり、公式スコアレポートの採点項目ではありません。
6. 初回のVersantスコアが低く出ることがある理由
初めてVersantを受けた方の場合、英語力とは別に、テストそのものに慣れていないことがスコアに影響することがあります。
Versantでは、A〜Fそれぞれ異なる形式で、短い時間の中で聞いた英語に反応して話す必要があります。何を聞かれるのか、どのくらいの長さで答えるのか、どのタイミングで話し始めるのか、言い間違えたときにどう続けるのかを知らないまま受験すると、本来持っている英語力を十分に発揮しにくい場合があります。
Versant対策には、2つの側面があります。
ひとつは、A〜Fの問題形式を理解し、テストで求められる答え方に慣れること。もうひとつは、実際の英語力そのものを伸ばすことです。
初めて受験する方の場合、前者だけでも本来の英語力を発揮しやすくなることがあります。すでに形式に慣れている方がさらにB2を目指す場合は、後者がより重要になります。
7. Versant対策だけでB2になれる?
場合によります。
初めてVersantを受けた人は、形式を理解し、6つの問題タイプに慣れ、適切な回答方法を身につけることで、最初の受験よりも実力を発揮しやすくなる場合があります。
一方、すでに十分に形式に慣れている人がB2レベルを目指す場合、テスト対策だけでは足りないことがあります。語彙、文法、聞き取り、流暢さ、発音など、実際の英語力を継続的に伸ばす必要があります。
8. B2を目指すなら、何を練習すればいい?
A〜Fの形式を理解する
まず6つのパートそれぞれで何を求められているかを確認します。
本当の弱点を見つける
練習結果を見て、単に「Part Fが低い」ではなく、なぜ難しいのかを確認します。応答速度、文法、語彙、流暢さ、発音、聞き取り、内容の組み立てなど、どこがスコアを制限しているかを特定します。
弱点を重点的に練習する
制限している分野に重点を置いて練習します。
テスト全体の経験を積む
個別パートの練習だけでなく、A〜Fを続けて受ける経験も積みます。
振り返って調整する
結果を確認して、改善した部分は次の課題へ。変化がない場合は、練習方法を見直します。
A〜Fを続けて受ける練習には Versant模擬テスト が使えます。
9. 目的に合わせて練習を配分する
STAGE 1
形式を学ぶ段階
A〜Fの6つのパートをまんべんなく練習し、慣れていない問題タイプに時間を使います。
STAGE 2
弱点に集中する段階
パフォーマンスを制限している分野に、より多くの練習時間を割きます。
STAGE 3
実践で確認する段階
重点練習に、ときどき模擬テストを組み合わせて、テスト全体の中での実力を確認します。
10. Versant Pro TrainerでB2を目指す
B2を目指すなら、「何点足りないか」だけでなく、どこを練習すればいいのかを知ることが重要です。
Versant Pro Trainerでは、A〜Fの6つのパートを実際に練習しながら、自分の得意・不得意を確認できます。さらに、パートごとの結果だけでなく、文法、語彙、流暢さ、発音などの観点から自分のパフォーマンスを確認できます。
Practice Modeでは弱点を集中的に練習し、Mock Test ModeではA〜Fをまとめて受けて、テスト全体のパフォーマンスを確認できます。
スコア付き練習は3回まで無料です。
59点を目指して、個別にアドバイスを受けたい方へ
59点という目標があるものの、自分の弱点や練習方法を一人で判断するのが難しい方には、個別コーチングも利用できます。事前のスキルチェックをもとに、現在のパフォーマンスを確認し、どこに時間を使うべきかを一緒に整理します。
関連ガイド
よくある質問
VersantでB2は何点ですか?
59〜66点です。VersantのスコアはGSE(Global Scale of English)の10〜90点スケールで表示され、59点がCEFR B2の入口となります。
Versantの59点はどのレベルですか?
59点はB2の入口です。企業や組織が目標スコアとして59点を設定している場合、B1+からB2へ移る重要なラインです。
Versantの50点はB2ですか?
いいえ。50点はB1の範囲です。B2は59点からです。
Versantの60点はどのレベルですか?
60点はB2の範囲です。59〜66点がB2にあたります。
B2なら仕事で英語を使えますか?
B2は仕事で英語を使うための重要な目安の一つですが、実際に必要な英語力は職種・業務・会社によって異なります。
Versantを初めて受けたとき、英語力より低いスコアが出ることはありますか?
形式に慣れていないことによって、最初の受験で本来の力を十分に発揮できない場合があります。6つの問題タイプに慣れることで、回答しやすくなる人は少なくありません。
59点を取るには何ヶ月かかりますか?
一律の期間はありません。現在の英語力、Versantへの慣れ、目標、学習量、弱点によって異なります。
59点という目標があるなら、まず現在地を知ることから。
59点を目指すために大切なのは、「あと何点か」だけではありません。
今の自分がどこにいて、何がスコアを制限しているのかを知ること。そこから、必要な練習を始めましょう。
