Versantとは?はじめての方向けの完全ガイド

「Versant(ヴァーサント)って何?」

会社からVersantを受けるよう言われた、または転職活動でVersantスコアが必要になった、そんな方のために、基本情報をわかりやすくまとめました。

Versantとは

VersantはPearson社が開発した英語スピーキング・リスニングテストです。

AIが自動採点し、約20分で受験できます。

特徴

  • ・スマートフォンまたはパソコンから受験可能
  • ・24時間365日、自宅やオフィスから受験できる
  • ・結果は受験後数分で確認できる
  • ・採点はAI自動採点(人間の採点者ではない)
  • ・日本では日本経済新聞社が独占販売

何を測るテストか

測定内容詳細
スピーキング即座に話す力・発音・流暢さ・文章構成
リスニング英語音声の理解力・内容把握

TOEICが「読む・聞く」を測るのに対し、Versantは「話す・聞く」の実践力を測ります。

Versantは「英語の知識」ではなく「英語をリアルタイムで使える力」を評価します。

テストの構成

パート内容回答時間
A短答問題15秒以内に回答(6秒以内に開始)
B文章復唱15秒以内に回答(6秒以内に開始)
C会話問題8秒以内に話し始め
Dパッセージ問題8秒以内に話し始め
Eストーリーリテリング各30秒
F意見表明各40秒

テスト時間は約20分。準備時間はありません。

スコアの見方

スコアは10〜90点のGSE(Global Scale of English)スケールで表示されます。

CEFRレベルに完全対応しています。

スコアCEFRレベルのイメージ
10–21A1未満定型表現のみ。基本的な単語を理解する程度
22–29A1挨拶と超基本的な表現のやりとり
30–35A2簡単な日常表現と短い文
36–42A2+ゆっくりであれば日常会話が可能
43–50B1簡単な業務会話と説明ができる
51–58B1+慣れた話題で安定した会話ができる
59–66B2会議参加・意見表明・実務対応が可能
67–75B2+複雑な話題でも自信を持って対話できる
76–84C1高度な議論・調整・説得が自在
85–90C2流暢で正確。ほぼあらゆる状況に対応できる

詳しいスコアの見方は → Versantスコア完全ガイド

日本ではどこが運営しているのか

Versant自体は英国の教育企業Pearson(ピアソン)社が開発しています。同社は世界的な検定・教科書出版企業であり、英語検定の分野ではPTEやVersantなどを手がけています。

日本では、日本経済新聞社がPearsonとの契約に基づいて独占販売しています。つまり、テストの開発元はPearson、日本での申込・販売窓口は日本経済新聞社という2社体制です。企業や学校が受験者を追加・結果を管理できる管理画面も、日本経済新聞社から提供されています。

個人で受験する場合も、最終的には日本経済新聞社のサイトまたは提携先を通じて購入することになります。教材や練習問題は別の会社が提供することもありますが、本番の受験はこの2社のいずれかを通じます。

個人受験と法人受験の違い

項目個人で受験企業・学校として受験
申込方法日本経済新聞社サイトまたは提携購入サイト日本経済新聞社と契約・見積
支払い者受験者本人企業・学校が一括
結果の通知先購入時に登録したメール管理者画面で配布・共有
受験ID(TIN)購入後に個別に発行管理者が一括発行・配布
再受験各自で購入し直す企業が追加購入・再配布

法人の場合、受験者数に応じた割引や、一定期間内の受験枠をまとめて購入することが一般的です。管理画面から受験状況を確認できるため、採用や研修の進捗管理にも使えます。

受験当日の流れ

  1. 受験URLにアクセス(〜2分):TIN(受験番号)が含まれたメールのURLを開きます。受験可能な時間帯は通常24時間です。
  2. 環境チェック(〜2分):スマートフォンまたはPCのマイクをテストし、静かな場所であることを確認します。
  3. 受験開始(約20分):説明後、Part AからFまで自動で進行します。一度停止したり戻ったりはできません。
  4. 結果確認(受験後数分〜数時間):個人受験では登録メール、法人受験では管理者画面に結果が反映されます。

マイクの状態はスコアに大きく影響します。受験直前にマイクテストを必ず行い、周囲の雑音を避けておきましょう。

VersantとTOEICの違い

TOEICは多くの日本の企業で使われている「読む・聞く」検定です。一方、Versantは「話す・聞く」に特化しており、実際に英語を使うリアルタイム能力を測ります。単語や文法の知識力ではなく、すぐに反応して話す力が問われます。

例えばTOEIC 700点を持っていても、VersantではB1に留まることもあります。なぜなら、マークシート形式とスピーキング形式では測る能力が異なるからです。企業が両方のスコアを求めるのは、紙の知識と実践力の両方を確認するためです。

どちらが難しいかは人によって異なります。TOEICが得意な受験者でも、即座に話す練習が不足しているとVersantは苦労します。逆に、日常で英語を使っている方にとっては、Versantの方が実力を発揮しやすい場合もあります。

詳しくは VersantとTOEICの違い で、スコア換算と受験目的別の比較を解説しています。

誰が受けるのか

海外赴任前のスクリーニングとして:グローバル配置や海外プロジェクトに選ばれる前に、会社が客観的な英語力を確認するために使われます。スコア基準は企業ごとに異なり、B1〜B2相当が多いです。

外資系企業への就職・転職活動中:採用プロセスで「スピーキングとリスニングが使えるか」を短時間で測る目的です。履歴書のTOEICスコアだけでは伝わらない、実践的な能力をアピールできます。

社内の英語力評価制度の一環:多くの企業が年1回などの昇進・研修判定にVersantを組み込んでいます。スコア改善計画と合わせて目標値が設定されることもあります。

自分の英語スピーキング力を客観的に知りたい:転職や留学、自己分析のために個人で受ける方も増えています。普段の会話力を数値化し、次の学習計画に活かせます。

よくある質問

Versantとはどんなテストですか?

VersantはPearson社が開発した英語スピーキング・リスニングテストです。AIが自動採点し、約20分で受験できます。スマートフォンやパソコンから24時間365日受験可能です。

Versantは何分かかりますか?

テスト時間は約20分です。6つのパート(A-F)で構成され、各パートに回答時間の制限があります。準備時間はありません。

Versantのスコアは何点満点ですか?

スコアは10〜90点のGSE(Global Scale of English)スケールで表示されます。CEFRレベルに完全対応しており、10点未満はA1未満、43点以上でB1、59点以上でB2、76点以上でC1、85点以上でC2レベルに相当します。

VersantとTOEICはどちらが難しいですか?

比較対象が違うため一概には言えません。TOEICは読む・聞く力を測り、マークシート形式です。Versantは話す・聞く力をリアルタイムで測り、AI採点です。英語を実際に使う力を測る点で、Versantは多くの受験者にとって別の難しさがあります。

Versantは誰でも受けられますか?

基本的に誰でも受験可能です。個人の方はクレジットカードやコンビニ決済で申し込み、法人の方は日本経済新聞社を通じて契約することが多いです。必要なのはインターネット環境とマイク付きのデバイスだけです。

Versantのスコアに有効期限はありますか?

原則として2年間です。ただし、企業や学校によって有効期限の扱いは異なることがあります。採用や昇進の要件として使う場合は、受験先に確認することをおすすめします。

受験前に練習する

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